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2015年2月19日木曜日
2015/2/7 墨田区隅田小学校にて書道授業CSR活動報告
2015/2/7 墨田区隅田小学校にて書道授業を行いました。
http://www.sumida.ed.jp/sumidasho/
今回は隅田小学校で毎年行われている、四年生「二分の一成人式」での習字作品制作に向けての特別授業として、参加させて頂きました。
岩手では六年生二クラスを、一クラス二時間づつ、教室にて授業を行いましたが、
今回は四年生二クラスと仲良し学級のみなさん合同で二時間、体育館にて行いました。
73名、各々の「好きな漢字」又は「名前から一文字」を選んで頂き、
個人別に五體字類からプリントを制作、使用しました。
[授業内容]
●漢字の楷行草書からひらがな、カタカナに至る歴史
●なぜ右と左の書き順が違うのか
●筆の使い方
◎半紙に気に入った字体を幾つか練習し、相談して一つ決めます。
半紙に大きく書く練習。(それぞれの個性に合わせて指導)
カレンダー用紙に本番、金粉銀粉をふる、落款を押す、名前を書いて完成。
文というのは花束だと思います。
文字は花です。
名前は両親から頂いた体と同じです。
その一字には意味、想いがこもっています。
そのことを想像して書いて頂きました。
私は希望の「希」の行書をお手本として色紙に書きました。
「家」の字を選んだ子に理由を尋ねてみました。
「お家には家族のみんな集まって、いいなあと思いました。」
文字はかつて絵でした。文字は昔のひとの生活や考えが読み解けるタイムマシンのようなものです。
古い文字の「家」はまるで屋根の下に人が集まってるみたいだと、その書体を選んでいる子が居ました。
みなさんお話を聞くときは真剣に、制作の時には元気いっぱい楽しんで頂けたようです。
四年生だけあって、元気にのびのびと太く力強い文字が書けました。二時間の授業でここまで書けることに驚きました。こどもには固定観念を簡単に飛び越えてしまう自由な発想とエネルギーに溢れていることを目の当たりにしました。
こども達に接していると逆に私の方が教えられることの多いのです。
普段とは違う筆の使い方、紙の大きさに挑戦して頂くことでのお習字の線ものびのびと書きやすくなると共に、苦手意識のあるこどもさんにとっては少しでもお習字に親しめるきっかけになったのではないかと思います。
至らぬ所も多々あったかと思いますが、このような教育の場に参加させて頂けた事、貴重な体験をさせて頂けた事、とても感謝しております。
この場をお借りしまして、隅田小学校の教員のみなさん、支援して下さったオーエム通商のみなさん、一緒に指導協力して頂いた師匠の母、高木大翠先生にお礼申し上げます。有り難う御座いました。
隅田小学校では「二分の一成人式」事前授業として来年も参加することが決まっています。
今回の授業での反省点など振り返り、より良い授業を行えるよう、精進に努めたいと思います。今後ともどうか宜しくお願い致します。
高木薫