ニッポニア・ニッポン

ニッポニア・ニッポン


ニッポニアニッポンとは…

絶滅危惧種の鳥、トキの学名です。



高木薫はOM通商株式会社( http://www.om1981.co.jp/)のCSR推進室に就業しており、様々なCSR活動をしております。


またオーエム通商は環境への取り組みはもちろんですが、

今後は日本の「伝統・文化・芸術」を尊重する活動にも力を入れていこうと考えております。

そこで、私の書と染の作家活動を通して、 日本の「伝統・文化・芸術」に触れ、感じてもらう活動を、

会社がサポートしてくださっています。




このブログでは主に、高木薫のCSR活動や芸術活動、展示会情報、受賞報告を、

皆様に知って頂けるようにとの思いを込めて更新していきます。



2015年3月22日日曜日

2015/3/14,15 CSR活動報告 こども大学(ミニかわごえ)

2015/3/14,15こども大学(ミニかわごえ) 8:00~17:00

今年も川越市  蓮馨寺(〒350-0066埼玉県川越市連雀町7-1)にて毎年行われている、こども大学(ミニかわごえ)に オーエム通商CSR活動として二回目の書道教室で参加させて頂きました。


こどもがつくるまち「ミニかわごえ」は子どもたちが遊びながら職業体験をするイベントです。

ミニかわごえHP http://www.minikawa.net/
こども大学HP http://www.cuk.or.jp/

「ミニかわごえ」では、以下に掲げる成果を目標にイベントに取り組んでいます。
●自発性・自律性の発揮
●職業意識の目ざめ
●まちづくり&ものづくりの喜び
●他人との交流・コミュニケーション
●創発性(知的開発)


以下簡単なルール説明です。 ①市民登録所で招待券を渡し、600円を払うと、「ミニかわごえ」市民として仕事カードを受け取ります。  次に職業紹介所へいって自分の好きな仕事(例えば飛行機製作)を選んで働きます。  働き終わったら工場長に仕事カードを渡して何時間働いたと証明してもらいます。
②証明してもらった仕事カード を銀行へ持っていって見せると、地域通貨コエドをもらえます。  例えば、1時間の労働に対して10コエド、30分の労働に対して5コエドもらいます。
③隣の税務署で20%の所得税を払います。10コエドの所得に対し2コエド、5コエドに対し1コエドを払います。
④税金を払った後のコエドは食べものやゲームに自由に使います。
⑤コエドがなくなったらそのまま帰ってもよいのですが、大抵の子どもは何度も職業紹介所へいって  労働と消費の活動を繰り返します。


こども大学はドイツ発祥の活動です。 ドイツでは学校等の授業料が無料です。大学でもほとんど必要なく、奨学金のシステムもとても充実しています。 学ぶ事に積極的になれるようにと、ミニかわごえでの疑似社会体験では授業を受けるとコエド(通貨)が貰えます。 オーエム通商では書道教室を実施。今回は30分5コエドに設定しました。 (日本ではやはり授業料は払うのが一般的なので、コエドが貰えると聞いてこども達は驚いていたようです、、!)

今年の干支である「未、羊」の様々な書体のプリントを五體字類(書道辞典)を用いて指導。
四つ折りの半紙に四つ好きな字体を選んで練習。
その中から一字選んで半紙に大きく練習。
カレンダーに清書、金粉銀粉、筆ペンで名前を書いて完成です!




去年にも来てくれたこども達も沢山いらっしゃいました〜! 大きくなって、字も去年より上手になったね! 今年も二日間で200人ほどカレンダー作りを楽しんで下さいました。


今年も三歳くらいのお子さんが挑戦! 左利きだったけど右手でよく書けました〜!

書道教室以外でも看護士体験や警備会社、ロケット工房やフラワーアートやウッドバーニンング、マジックスタジオ、ネイルサロンや石鹸作り、ホットケーキやじゃがバター屋さん、きのこ菌打ち(!)、科学や絵画の教室、エイサーや和太鼓公演などなど、50近い出店、イベントが沢山。 テレビ局取材も在り、今年も大盛り上がりでした。 お近くにお住まいの方は是非参加してみては如何でしょうか。

こども達の明るさに元気を貰えました!
こんなに素敵なイベントに参加できて光栄です。
運営の堺様、堤様はじめ、地域のボランティアの方々に感謝申し上げます。
来年は今年の反省を生かしてよりよい授業を提供出来る様、精進致します。


指導員 3/14(高木薫、松井慶一、澤健太郎)
3/15(高木薫、高木十喜、松井慶一)

2015年2月19日木曜日

2015/2/7 墨田区隅田小学校にて書道授業CSR活動報告

2015/2/7 墨田区隅田小学校にて書道授業を行いました。 http://www.sumida.ed.jp/sumidasho/
今回は隅田小学校で毎年行われている、四年生「二分の一成人式」での習字作品制作に向けての特別授業として、参加させて頂きました。 岩手では六年生二クラスを、一クラス二時間づつ、教室にて授業を行いましたが、 今回は四年生二クラスと仲良し学級のみなさん合同で二時間、体育館にて行いました。 73名、各々の「好きな漢字」又は「名前から一文字」を選んで頂き、 個人別に五體字類からプリントを制作、使用しました。
[授業内容] ●漢字の楷行草書からひらがな、カタカナに至る歴史 ●なぜ右と左の書き順が違うのか ●筆の使い方 ◎半紙に気に入った字体を幾つか練習し、相談して一つ決めます。 半紙に大きく書く練習。(それぞれの個性に合わせて指導) カレンダー用紙に本番、金粉銀粉をふる、落款を押す、名前を書いて完成。 文というのは花束だと思います。 文字は花です。 名前は両親から頂いた体と同じです。 その一字には意味、想いがこもっています。 そのことを想像して書いて頂きました。 私は希望の「希」の行書をお手本として色紙に書きました。
「家」の字を選んだ子に理由を尋ねてみました。 「お家には家族のみんな集まって、いいなあと思いました。」 文字はかつて絵でした。文字は昔のひとの生活や考えが読み解けるタイムマシンのようなものです。 古い文字の「家」はまるで屋根の下に人が集まってるみたいだと、その書体を選んでいる子が居ました。 みなさんお話を聞くときは真剣に、制作の時には元気いっぱい楽しんで頂けたようです。 四年生だけあって、元気にのびのびと太く力強い文字が書けました。二時間の授業でここまで書けることに驚きました。こどもには固定観念を簡単に飛び越えてしまう自由な発想とエネルギーに溢れていることを目の当たりにしました。 こども達に接していると逆に私の方が教えられることの多いのです。 普段とは違う筆の使い方、紙の大きさに挑戦して頂くことでのお習字の線ものびのびと書きやすくなると共に、苦手意識のあるこどもさんにとっては少しでもお習字に親しめるきっかけになったのではないかと思います。
至らぬ所も多々あったかと思いますが、このような教育の場に参加させて頂けた事、貴重な体験をさせて頂けた事、とても感謝しております。 この場をお借りしまして、隅田小学校の教員のみなさん、支援して下さったオーエム通商のみなさん、一緒に指導協力して頂いた師匠の母、高木大翠先生にお礼申し上げます。有り難う御座いました。
  隅田小学校では「二分の一成人式」事前授業として来年も参加することが決まっています。 今回の授業での反省点など振り返り、より良い授業を行えるよう、精進に努めたいと思います。今後ともどうか宜しくお願い致します。 高木薫

2015 2/5 岩手県盛岡市 仁王小学校にて書道CSR活動報告

2015 2/5 岩手県盛岡市 仁王小学校にて書道の授業を行わせて頂きました。 創立1873(明治6年)岩手県で最初の小学校です。http://www.ictnet.ne.jp/~niou.es/h26kyouiku.pdf 雪の降り積もった美しい町並み、 かつて宮沢賢治がイーハトーヴ(桃源郷)と呼んだ土地です。 宮沢賢治をはじめ、石川啄木や、新渡戸稲造、原敬等、数々の文化人を輩出した岩手県。 街に流れる川には白鳥が優雅に。そこへサケも産卵に帰ってきます。 仁王小学校では毎年六年生は、好きな言葉の習字作品、その言葉をテーマに自画像を制作したものを合わせて卒業制作としています。 その習字作品を作るにあたって、書の楽しさや、筆の使い方、制作のきっかけになればと思い、今回は干支のカレンダー作りの授業を行わせて頂きました。
今年の干支の「未、羊」の甲骨文字から楷書に至るまでの変化が載っている[五體字類]と呼ばれる辞書を参考プリントに使用しました。 [授業内容] ●干支はなぜ12匹の動物なのか? ●干支とは(その十二支(12匹の動物)と10個の陰陽五行の組み合わせ) ●漢字の楷行草書からひらがな、カタカナに至る歴史 ●なぜ右と左の書き順が違うのか ●筆の使い方 ◎半紙に気に入った字体を幾つか練習し、相談して一つ決めます。 半紙に大きく書く練習。(それぞれの個性に合わせて指導) カレンダー用紙に本番、金粉銀粉をふる、落款を押す、名前を書いて完成。
今回は、六年生二クラス、総勢約80人。みなさん想いおもいの羊が完成しました。 私は、お手本に草書の「羊」を書かせて頂きました。 授業形式は今回が初めてで、とても緊張しましたが、みなさん真剣にお話を聞いて下さいました。 最後の感想発表では、「いつものお習字はお手本をコピーすることに努めますが、今回の授業で、書というのは自分を表現することが出来るということを知れました。これからも自分らしい字を書きたいと思います。」というような立派なお言葉を頂きました。 もちろん、習字の基礎が在ってこその書です。 二時間という短時間でこのような立派な書がかけたことに正直驚いております。 それもひとえに普段のお習字の授業での先生方の指導と、こども達の努力の賜物だと思います。 普段とは違う筆の使い方、紙の大きさに挑戦して頂くことでのお習字の線ものびのびと書きやすくなると共に、苦手意識のあるこどもさんにとっては少しでもお習字に親しめるきっかけになったのではないかと思います。 至らぬ所も多々あったかと思いますが、このような教育の場に参加させて頂けた事、貴重な体験をさせて頂けた事、とても感謝しております。 この場をお借りしまして、あたたかくお迎え頂いた仁王小学校の教員のみなさん、ご紹介して頂きました平野ユキ子さん、支援して下さったオーエム通商のみなさん、一緒に指導協力して頂いた師匠の母、高木大翠先生にお礼申し上げます。 授業後、門まで見送って下さったこどもさんが居ました。 「先生、来年も来て下さい!」 ありがとう。 でも君、六年生だよね。 高木薫